諦めることも、増やすことも。植物沼は今日も深い

塊根植物

根が出るのを待ち始めて、気づけば1か月以上。

毎日のように様子を見ながら、「もう少し待てば出るかも」と期待していました。

でも、さすがに1か月を超えてくると、だんだん「これはもうダメなのかな」と思うものも出てきます。

本当は、もう8月まで様子を見ようかなとも思っていました。

植物って、忘れたころに急に動き出すことがありますから。

「もうダメだ」と思って放置していたものから、ある日突然、根っこや芽が出てきたりする。

だから、なかなか諦められないんですよね。

でも今回は、思い切って処分することにしました。

2日ほど迷ったものもあります。

「やっぱり捨てるのやめようかな……」

「いや、でももう無理かな……」

そんなことを繰り返して、ようやくゴミ箱へ。

諦めることも、植物を育てるうえでは大切なのかもしれません。

いつまでも置いておくと、カビの原因になったり、ほかの植物に影響したりすることもあります。

泣く泣く、さようなら。

そして、空いた場所の土を見てみると――。

……猫の毛。

また猫の毛。

どこから入ったんでしょう。

我が家にはキジトラ猫がいるので、家の中のいろんなところに猫の毛が落ちています。

もちろん植物を育てている場所にも。

「こんなところにまで猫の毛が……」

と思いながら、土から猫の毛を拾う私。

猫の毛って、本当にすごい。

本人は何もしていないのに、家中に自分の存在を証明してくれています。

同じアガベなのに、全然違う

そして最近、気になっているのがアガベ・チタノタ ブルー。

同じような環境で育てているはずなのに、芽の長さが全然違います。

片方はスッと伸びているのに、もう片方は「あれ?まだそんな感じ?」というくらい。

置いている場所も近いし、水やりもほぼ同じ。

それでも成長には差が出ます。

やっぱり、ほんの少しの光の当たり方や、風の当たり方が違うのでしょうか。

それとも、単純に個体差?

植物を育てていると、同じ種類、同じ環境でも「みんな同じにはならない」ということを実感します。

人間も植物も、同じですね。

パキポディウムも成長中

パキポディウムも、だいぶそれらしい姿になってきました。

最初のころは、「これ、本当にあのパキポディウムになるの?」と思うような小さな姿だったのに、少しずつ形が変わってきています。

毎日見ていると変化に気づきにくいのですが、写真を見返すと、

「おお!ちゃんと成長してる!」

となります。

だから植物の観察はやめられません。

そして今日は、ちょっとドキドキする作業がありました。

旦那さん、ついに胴切り

今日は旦那さんが大切に育てている植物の胴切りをしました。

胴切り。

つまり、思い切ってチョキンと切る。

……私は苦手です。

大切に育ててきた植物を、自分の手で切るなんて。

「本当に切るの?」

と、横でビクビクしながら見ていました。

でも旦那さんは迷いがありません。

チョキン。

切れました。

「うわぁ……」

見ているだけなのに、私まで緊張しました。

胴切りすることで、脇から芽を出させたり、株を太く大きく育てたりするそうです。

切ったあとの株は旦那さんが大切にお世話することになりました。

そして、切り取った上の部分は私が育ててみることに。

現在、切り口を乾かし中です。

切り口には、ちゃんとトップジンもつけてもらいました。

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こういうところは、旦那さんのほうが慎重です。

私は、

「切った!乾かす!育てる!」

くらいの勢いでやりそうなので。

さて、これでうまくいけば……。

増える。

そして、また増える。

もしかして、無限増殖できるのでは?

私は植物を増やすのが好き

私は、植物を少しずつ増やしていくのが好きです。

最初は「これ、育ててみたいな」と思って1つ。

それがいつの間にか2つになり、3つになり。

気づけば、置き場所を考えないといけないほど増えています。

自分では、

「そんなに増やしているつもりはない」

んです。

でも、ふと振り返ると、

「……増えてるな」

となります。

少しずつ。

少しずつ。

そして、いつの間にか。

植物が増えている。

私は、生態系を壊す勢いで植物を増やすのが好きなのかもしれません。

そんな中、旦那さんがトップジンを取り出してきました。

そのとき、私は見逃しませんでした。

以前からずっと欲しかったもの。

「ルートン」。

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欲しいけど、

「いや、そんなに使わないよね」

「買っても余るよね」

と、買うのを迷っていたものです。

それが、なんと我が家にある。

たぶん旦那さんのお小遣いで買ったものなのでしょう。

でも……。

せっかくあるんだから。

使わせてもらおう。

これから挿し木や胴切りをするときに、こっそり……いや、ありがたく使わせていただこうと思います。

こうしてまた、我が家の植物は増えていくのでしょう。

諦めて捨てる植物もあれば、思い切って切ることで増えていく植物もある。

育てるって、不思議です。

枯れてしまうこともある。

失敗することもある。

それでも、また次の植物を育てたくなる。

そして今日も、

「これ、増やせるんじゃない?」

と考えてしまう。

植物沼は、まだまだ抜け出せそうにありません。

そして今日も旦那さんに感謝。

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